通貨を買うテクニック(4)
売りから入る
リーマンショックによって各国の為替が大きく値を下げた2008年下半期ですが、この状況は、必ずしもすべての投資家にとってマイナス、というわけではありません。
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むしろ、この状況を利用して大きな利益を得た人もいるはずです。
何故なら、FXには値が下がれば下がるほど得をする方法があるからです。
それは、「売りから入る」という方法です。
売りから入るという意味がわからない人も多いかと思います。
ただ、FX用語にも「売りから入る」という表現があります。
それくらいFXにおいてはメジャーな注文方法です。
では、このFX用語について解説していきましょう。
売りから入るというのは、通常考えられている注文とは逆の注文です。
普通は、為替市場において、割安な為替を円などで購入し、その為替が値上がりしたら売る、という注文方法がメジャーですね。
一方、FXでは、先に「持っていない通貨」を売る事ができます。
用は証券会社から借りるのですね。
その為、現在の価格が割高という為替をまず借り、それを売り、安くなったら買い戻して証券会社に返す、という方法が「売りから入る」と呼ばれる注文なのです。
「売りポジションを先に確保する」という表現も使います。
この「売りポジション」というのもFX用語ですね。
これならば、不況下においても利益を出せるのではないでしょうか。
今後下がるだろうという予測を立て、その通貨を売り、そして高確率で下がるのを待つ。
これで、利益を得られるのですから。
クロス取引
リーマンショックの影響で、アメリカドル(米ドル)に対しての信頼感はかなり揺らいでいます。
崩壊しつつある信頼の中、多くの世界各国の投資家はアメリカドルをペアに含まない取引を積極的に試みようとしているようです。
アメリカドルは世界経済における中心の通貨であり、為替市場における揺ぎ無い主役でしたが、それが徐々に変化しています。
アメリカドル以外の通貨で組み合わせを作るという投資家が非常に増えています。
こういった、アメリカドルを含まない取引の事をFX用語で「クロス取引」と言います。
また、同様にアメリカドルを含まないレートの事をFX用語で「クロスレート」と言います。
アメリカドルを含むか含まないかでFX用語が出来上がるという事は、それだけアメリカドルの力が大きいと言えます。
それは、現在においても変わることはありません。
ただ、クロス取引が需要を大きく伸ばしつつある今、クロス取引という言葉自体にあまり必要性が無くなる可能性もあります。
アメリカドルを含まない組み合わせは珍しくないという状況が待っているという事です。
ただ、クロスレートを見る限り、どの組み合わせでも現在かなりレートが低くなっています。
そう考えると、アメリカドルだけが市場から見放される、という事はちょっと考えにくいかもしれません。
日本の場合、クロス取引は年々活発化しています。
少し前までは南アフリカランドが人気でしたが、2006年をピークに下降し、2008年に入ると一気に崩れました。
今は中東の方に投資家の興味が向いているようです。
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